広島いけばな代表作家展 福屋八丁堀店 8階 10月23日〜25日
ここ最近、隔年で竹をいけておりますが、代表作家展では十数年ぶりです。
竹の水揚げの関係かどうかは分かり兼ねますが、他流さんもあえて手をだされません。
手前味噌ですが、かなりのご好評を賜りました。半月たっても家で元気にしております。
秘伝の水揚げなどはありませんが、春先に一手間加えることが大事。先代から直伝のこの一手間はいづれ
継嗣に受け継がれるのみとなります。
お酒を飲ませる このもっともらしい方法は100%嘘ではありませんが、お酒は自分に飲ませた方がよろしいかと・・・。
幽雅流 池田幽心
節の数、歯の枚数まで徹底された仕上げにしております。
小さい花器には草花 おくらも好評でした。
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コンサート花 宇月 彩 ライヤー10周年記念コンサートパーティ リーガロイヤルホテル広島
9月28日
宇月 彩さんの記念コンサートのパーティ会場に活けました。このような添え花は主役を引き立てるのが花
の役目。決して主役を越えてはいけません。ただ、花を添えるからには理由があります。今回の花材は あすなろ ゆり 鶴梅 これのどこが理由なのか?会場で司会の女性がこの花について説明をしたいらしく、
私に聞きにお見えになりましたが、その理由に感動され、是非私にご来場のお客様に説明して欲しいと。
心づもりもないまま、断らない私の性格上、心よくお受けいたしました。簡単に説明いたしますと
あすなろ 檜葉の種類ですが檜とは違います。このあすなろの樹は檜になりたくて、明日は檜になろう、
明日はなろう、明日なろう、あすなろと努力する姿勢が賞賛され命名されました。10周年、きっと宇月さんも努力され今日にあるのだろうと、今回選びました。
ゆり 漢字で書くと百合。今回100名近くの来場者とのことを事前に伺っておりましので、百人が合う。つまり百合です。
蔓梅 蔓のように細く長く そして子孫(生徒)繁栄を願い選びました。
こうして全てに理由があります。常日頃何気なく選ぶ花材もこうしてみると楽しいものです。
因みにこの説明にお客様は納得していただけたようです。
花器は、松元洋一氏作
今回初登場です。生けやすく、景色も最高です。
これから何度も登場しそうです。
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幽雅流 創流90周年 池田 幽心いけばな展
昭和元年の創流から90年を記念して個展を催しました。そごう様のご提案で美術画廊 会場提供により僭越ではありますが、美術品として認識していただいているようです。多数のご来場に心より御礼申し上げます。これを励みに100周年へと精進いたします。
案内状の写真
会場でも同じ花材をと思い、花梨と紫陽花と楓を選びましたが、楓(紅葉)は別の作品となりました。
この花器、器から絶えず水が溢れる景色に思わず感動し、作家さんからお借りいたしました。
案内状の2作品目
陶器以外に、籠 ガラス 竹など
萩を生ける。秋ならではの風情をと選びました。
これも水揚げが困難な花材ですが、難しいほど美しさが引き立ちます。
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講演会 8月3日 in松江
平成26年8月
松江は何度か旅行でお邪魔したことはありましたが
講演では初めてでした。
文化レベルの高い島根 松江。
講演ではなく、いけばなの展示も是非してみたい土地柄を肌で感じました。
ご清聴ありがとうございました。
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第50回 広島花道連盟展 そごう広島店
隔年で開催の連盟展も50回を迎えました。
社中の皆様の作品ですが、会場入り口正面を飾りました。
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庄原 幽雅流いけばな展 庄原ゆめさくら
今年いつもの国営備北丘陵公園から場所を変え、庄原ゆめさくら にて開催いたしました
琴とピアノの演奏も同時開催され、春の備北の花を楽しんでいただきました。
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埴のうつわ 松元洋一展 福屋八丁堀店
毎年、春恒例の松元洋一展。
今回で5回目の添え花ですが、毎回新作にお驚かされます。
その反面、活け込みも朝の手直しにもようやく慣れてきたのか、自分自身、松元先生の花器を楽しむ余裕ができました。
月桂樹 藤 躑躅
カレーに1枚?そう、カレーでおなじみの月桂樹。
月桂樹は今回を逃すと使えなくなる線と樹姿でしたので登場させました。
今回も見事な花器。藤の艶やかな線と紅白の躑躅が春から初夏を感じさせます。
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第60回 花の祭典
今年から大作も出品展示。
広島の春の訪れを肌で感じる祭典が60回を数えました。
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床へ 棚へ 机に 玄関に
日頃花
花を挿すに理由がある場合があります。しかし何の理由もなく花を生けたくなる気分があります。
今より未熟で習作ばかりの頃は一輪の花を挿すことさえ苦痛なこともありましたが、肩のチカラがようやく抜けたのか、花と相談ができる自分がいます。よき相談相手はいろんなアドバイスをくれるようです。
そんな気分の時には椿・・・一年間の約半年の付き合いが私と椿の良き関係なのかもしれません。
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